「あなたの留学の目的は何ですか?」


あなたの目的は何ですか?

フィリピン留学の最大の長所は、マンツーマンの授業を受けられることでしょう。先生を独り占めできるということは、授業のすべての時間を自分のペースで進められるということです。つまり、自分の伸ばしたいところ・克服したい弱点を重点的にみてもらえ、わからない箇所は他の人のことを気にせず納得できるまで聞けるのです。

また、教室には自分しか先生と話す人がいないため、発言量がグループレッスンよりも圧倒的に多くなります。100分の授業時間中、常に英語で話しかけられ、英語で返さなければならないというのは非常にハードではありますが、その分早く頭の中が英語に切り替わりますし、口の筋肉も早く英語の動きに慣れてきます。英語を話せるようになるにはたくさん話すことが一番です。そういった点からも、マンツーマンは大変有効なのです。

授業では、会話だけでなく文法も教えてもらえます。「英文法」というと受験英語のイメージが強く「不要なもの」と思っていらっしゃる方も多いかと思います。けれども、文法とはその言語を使う上での「ルール」ですので、きちんとした外国語をマスターするには必要不可欠な知識なのです。授業は、ゲームや会話を通して実際に使いながら進められるので実践的です。なかなか理解できなかった受験勉強としての英文法の悪印象はがらっと変わることでしょう。

ところで、授業を受け持つ先生の多くはフィリピン人ということで、英語を母国語としない先生に不安を感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。確かに、フィリピン人の先生の英語は、ネイティブの英語と全く同じというわけではありません。
聞き取りに関しては、フィリピン人先生の英語のほうが少し楽に感じられるのではないかと思います。ネイティブの英語は、早口と感じたり、語と語の並びなど話の流れ上単語の発音が変わることがあるため、聞き取りが難しく感じられたりします。けれども、英語を第二外国語として話す人の場合、語と語のつながりがネイティブほど頻繁には起こらず、一つ一つの単語をきちんと発音するため聞き取りやすく感じるのではないかと思います。

とはいっても、先生方は大変流暢に、自然に英語で話されます。「ネイティブと同じ発音で話したい」と思っていらっしゃる方には物足りないかもしれませんが、そうではなければフィリピン人の先生の英語に不満を覚えることはないでしょう。

また、あなたが英語を使う相手は必ずしも英語のネイティブとは限りません。フィリピンに行けばフィリピン人と英語で話をしますし、ドイツを旅行すれば会話の相手はドイツ人になるでしょう。ですから、余程の事情やこだわりがない限り、先生がフィリピン人であることに抵抗を感じる必要はないと思います。学校ではネイティブの先生の授業もありますので、むしろ、英・米に限らず多様な英語に触れられる良い機会だと言えるのではないでしょうか。

あなたの語学留学の目的は何でしょうか?

もしあなたが、リーディング・リスニング・スピーキング・ライティングのすべてにおいて一通りマスターしていらっしゃり、「ネイティブと同じ発音、同じ言い回しでしゃべれるようになりたい!」とお考えならば、フィリピン留学は合わないかもしれません。けれどももし、「英語に対する抵抗をなくしたい!」、「英語で話をしてみたい!」、「基本から勉強し直したい!」と思っていらっしゃるのであれば、きっとあなたの目標達成の大きな助けになるはずです。

ICU(国際基督教大学)OG T.M


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