カラン


カランメッソドというのは、簡単に言うと「反射的に英語が出てくるような訓練によって英語力を伸ばす学習法」です。

フィリピン・セブ島英語留学の語学学校QQEnglishで学ぶカランメソッドでは、先生は矢継ぎ早に生徒に質問を浴びせかけます。
生徒は、それにすぐさま答えないといけません。すぐに答えられないと、先生が答えを言い出します。なのでそれをオウム返しに繰り返すことになります。
たとえばこんな感じです…

先生「(ペンを手にして)What’s this? What’s this?」
生徒「ペ、ペ…」
先生「That is a pen.」
生徒「あ、ザット イズ ペン…」
先生「That is “a” pen.」
生徒「ザットイズアペン」

もごもごしていると、先に先生が答えを誘導していきます。もし、間違った文法で言ってしまったら先生が直してくれるので、それもすぐにオウム返しします。

こんな具合で、レベルが上がっていけば行くほど、センテンスの長さはどんどん長くなっていきます。かなり上のレベルになると、相当な長文を言うことになりますが、ここまでくるとカランメソッドのやりがいを感じられることと思います。フィリピン・セブ島での通常の勉強の仕方ではなかなか到達できない、長文を即座に話すといったことが可能になるのです。

ただし、そこに行き着くまでは「忍耐」が必要です。カランメソッドの低いレベルのうちは、「いったい私は何をやっているんだろう」と思ってしまう瞬間や「なんか、私ってバカみたいかも…」と自分自身を疑ってしまうような事態に陥りかねません。基本は「オウム返し」なわけなので、オウムのように数十分間ただただ意味もわからないまま口を動かしているような気分に襲われることもありえます。

そもそも、どういう経緯でこのような学習法が生み出されたのでしょうか?
カランという名称は、この学習法を開発したロビン・カランさんというイギリス人の名前から取られています。
ロビンさんは有名な某ベルリッツという英語学校で働いていましたが、自分で学校を立ち上げました。イタリア人相手にベルリッツで培った教授法をさらにアレンジしてカランメソッドとしてやっていったところ、通常の4分の1の短さで英語を習得できることを「証明」されました。

カランメソッドは、もともとイタリア人相手に開発された英語習得法なのです。なので、フィリピン・セブ島留学で日本人がそれを使ったとしておそらく、4分の1という速度とはいかないのではないかと思います。しかし、明治大学での実証にもあるように日本人でも十分な成果を上げています。


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