英語とマンゴーとコールセンター


仕事が終わってからはITパークやBTCのカフェでたまに勉強したり、ときどき本を読んだり、よくボ~っとしたり、・・まぁほとんどボ~っとしています。

気づけば夜12時近くになっていることも多く、慌てて帰るのですが、そんな時間でも我がITパーク内のカフェは開店しているところが結構あります。

最初の頃は「いくら経済特区とは言え、かなり遅い時間なのに人が多いなー」と、不思議に思っていたのですが、ITパーク内にコールセンターが数社あることを知り納得しました。

 

[英語、マンゴー、コールセンター]

長年フィリピンの産業を支えてきた農林水産業の従事者は現在、フィリピンの全就業人口の30%で、横ばいか一部下降傾向にあるのに対し、ここ数年でコールセンター等のBPO(ビジネスプロセスアウトソーシング)産業を含むサービス業に従事する人はフィリピンの産業全体の50%を超え、全世界のコールセンターの50%はフィリピンにあると言われています。

フィリピンやインドは、英語人口が多く先進諸国と比べると人件費が安いため、アメリカ、カナダ、香港のIT企業、航空会社、保険会社等の多くのグローバル企業がコールセンターを置いています。

アメリカとインド・フィリピンの時差は12~13時間あるため、アメリカの顧客が電話する時間が朝や昼ならば、電話受ける人は夜中に働くことになります。
夜中に企業活動が行われているということは、当然、通勤や休憩時間がある訳で、周辺のカフェやファーストフード店にもお客さんがくるんですね。

 

[The World is flat]

ちなみにコールセンタースタッフは、客が違和感を覚えない様、(顧客企業がアメリカの場合は)アメリカ発音のトレーニングを受け、アメリカ風の名前を名乗り、さらに客が現在立っている場所から何が見えるかを聞くだけで支店までの道案内ができるように、地球の反対側の街の地図を覚え、流行の娯楽や文化も研修で学ぶそうです。

電話の向こうの客は「そこの本屋の出口から向かって右の角に支店がございます」と教えてくれたり、「となりの荷物受取所でお荷物お預かりしています」と答えた空港の遺失物対応係がまさか深夜のバンガロールやセブにいるとは思わないですね。

201509111深夜に出社しフラット化した世界を支える人々

 

201509112IDカードを首から下げた人々が深夜のカフェ前でたむろしている

 

ただ、日本とフィリピンの時差は1時間なので、QQ Englishのオンライン講師は日本とほぼ同等の時間帯に働いています。
日本が夜ならGood Eveningで大丈夫です。

参考図書「フラット化する世界」トマス・フリードマン

豆男


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