私の大好きなカランの先生は、知識が豊富でフィリピンについて色々教えて貰えます。
ビジネスを専攻していた事からフィリピンの政治や経済にも詳しい、とてもインテリな先生ですが、実はボホール島育ちの野生児なので野生のフルーツについても非常に詳しく教えてくれるのです。
今日は日本でもお馴染みの「バナナ」について1時間熱く議論して得た知識を元に、実際に食べ比べてみましたので、ここでみなさんに紹介したいと思います。
■キャベンディッシュ
日本に輸出されている殆どの品種がこちらです。形よし味よし日持ちよしの優等生ですが、若干の淡白さとライトな食感から、デザートにも食事代わりにもなる、実に日本人好みの味ではないでしょうか。ミンダナオ島が主な産地で、セブでは後述のラカタンの方が明らかに流通量が多いです。日本でミンダナオ産の最高級のキャベンディッシュが「幸せバナナ」という名前で3本2000円で販売され完売した、という話をしたらビックリしてました。
■ラカタン
セブ島で流通量の一番多い品種です。QQEnglishへの留学中にQQカフェで毎朝食べれるバナナもこの品種ですね。キャベンディッシュより少し小ぶりですが、酸味がありつつ甘みもしっかりある所はフィリピン人好みの味ですね。
■サバ
ゴツゴツした見た目のバナナです。フィリピンの市場などで市販されている中では「一番美味しくないバナナ」と言えるかもしれません。私がフィリピンに来てワクワクテカテカしながら最初に買ったのがコレでしたが、日本のバナナの方が美味しく感じました。 甘みは弱くパサパサしてて渋みが残る味が特徴です。そんなバナナが何で存在しとんねん、・・・というと、なんと料理用なんだそうです。フィリピン人はサバ種をサラダや煮込み料理に入れたりバナナキューというお菓子にします。なるほど、粘り気が少なく甘みを強く主張しないのが、砂糖や油を加えるお菓子や料理にちょうど良いのですね。
■トゥンダン
私の一番のオススメです。「世界一美味しいバナナ」と言い換えても構いません。ラカタン種より更に甘みが強く、粘り気のある果実が特徴です。また、日本人が普段目にする三日月型ではなく太く短くラグビーボールに近い形です。皮が非常に薄いので他の種に比べて熟成が進むのが早く、国外輸出には向いていません。もちろん日本のスーパーには流通せず、ここでしか食べれませんので、フィリピンに留学に来た人は是非試して下さいね。小ぶりなものより大きい方がいいかも。値段は1キロ36ペソくらい。1房が約100円前後ですね。超安い!
■モラード
燃え上がるような赤いその姿からレッドバナナと呼ばれる品種です。よく「カスタードクリームの味」と評されるそうですが、しっかり熟成を進めた物を食べれば、確かに強く甘い香りが感じ取れます。購入したばかりのものはまだ未熟な可能性があるので、一本食べてまだ早ければ、熟成を待つのもオススメですよ!
以上、結論です。
どれを食べてもバナナはおいしー
後記:
買ってきた熟れ熟れの二房のバナナを嬉しがって先生に見せると
「Take care eating too much, the yellow banana makes your poo hard」
的な事を言われました。
「はっはっは、そんなバナナ!便秘解消の為のバナナでしょ。」
と全く耳を貸さずに全部食べたのですが、実は便秘解消には食物繊維が多い固めのバナナが良いそうで、熟れ過ぎた粘り気の強いバナナは糖質も高く、Makes poo hardになるからダイエットや便秘解消には逆効果なんですね。はい。。身を持って実証中です。。。
細田